OGM ブルーヘブンL80 キンメゲームにおける優位性を探る!

OGM ブルーヘブンL80 キンメゲームにおける優位性を探る!

シーンを革新する! そんな可能性を秘めるOGM ブルーヘブンL80。今回はスローピッチジャークスタイルによるキンメダイ狙いにスポットを当て、名手、西本康生のインプレッションを通し、その優位性を探ってみた。

「僕がキンメ狙いのホームとしているのは伊豆の新島沖。3kgクラスの可能性もある魅力的なフィールドです。ただし、ハードルは高い。ポイントの水深は350mから600m弱くらいまでが多いですが、潮の流れが複雑で速いことが多い。ラインが水深プラス150m、200m出てからアタることも多い。そうした状況に対応するため、使うジグのウエイトは700、800g。状況次第では1000gを超えるようなヘビーなものが必要になります」

 

遊漁、とりわけジギングでは南伊豆からの出船が最も多いが、ポイント名は新島沖で定着している。多くの漁師がしのぎを削る名漁場であり、釣り人には日の出から昼過ぎまでの釣りが許されている。

 

水深の深さと速く複雑な潮流を特徴とする新島沖では、巻き上げ力は絶対条件。そして巻き上げの軽さも重視される、と西本。「楽をしたいんですよ、やっぱり。少しでもね」。この言葉が、冬場でも船上で汗をかくアングラーの本音を表している。

 

キンメゲームでは回収が最も過酷な作業? となる。全員がロッドを下に向け、無言で巻き続ける。アングラーの体力はもちろん、リールの性能がもろに出る場面だ。早々に根掛かりでラインブレイクしたアングラーは皆の労働見物を楽しむことができる!?

 

西本のキンメゲーム、使用リールを振り返れば、ブルーヘブンL120、L120N、L80と、必要な性能を確保しながらダウンサイジングが進んできた。そのなかでハイギヤーを使ったり、パワーギヤーを使ったりと工夫しながら体への負担の軽減を考えてきた。そして今回、OGM ブルーヘブンL80の登場となる。

「OGMブルーヘブンL80には、ブランキングステンレスギヤーを搭載しています。これが大きい。巻いていてかっちり感を感じる。硬いからかな、カチカチと噛む感触がある。それに力の伝達効率がいいんでしょう、1kgくらいのジグをゴリゴリ巻ける。これは実感としてすぐに感じることができると思いますよ」

ストレート形状を採用したハンドル部、カーボンプレートアーム(日本製24t6mm厚)もいい、と西本。クランク形状のものより、力がそのままギヤ―に伝わる感覚がある、という。もちろん、リールはひとつの駆動体。ボディの剛性も含め、すべてのパーツのバランスで巻き上げ力、巻き上げの軽さが実現されている。しかし、それを理解していてもなお、ひとつひとつのパーツの明確な役割を感じることができるようだ。

 

必要十分なパワーを確保しながらもキンメゲームをライト化するOGMブルーヘブンL80。さらに注視したい特徴のひとつは画期的な軽量化だ。

「キンメ釣りは意外に休んでいる時間が少ない。常にヘビージグをぶら下げたタックルを持ち続け、シャクリ続けなくてはいけない。だからリールは軽ければ軽いほどいい。疲労の軽減に大きく貢献しますからね。ちょうどいいフィット感、糸巻き量に対するボディの大きさ、操作性の良さはブル―ヘブンL80で十分に達成している。これが極限まで軽くなっているわけです。OGMブルーヘブンL80の自重は535g。L50のロングアームモデルと5gしか変わらない。これは凄いですよね?」

巻き上げ力があり、軽い。そして自重が軽く、感度に優れる。OGMブルーヘブンL80はアングラーに大きなアドバンテージを与えてくれる。ギヤー比の違いによるジグをアクションの変化を出しづらいキンメゲームでは、西本は回収作業を基準に、1回転は楽だが回数が多くなるPSGと1回転はキツイが回数が少なくなるS2Tを、状況と残存体力を考慮して使い分けている。

 

感度の良さも大切だ。ロッドではなくリールの感度? と思われる方がいるかも知れない。しかし、リールのハンドルを握る手に伝わる情報はとても重要。そして、その情報量はリールによって大きく異なることも事実だ。

「深海から伝わるキンメのアタリはとても小さい。これが分かるかどうかの違いはとても大きい。また、根掛かりの回避はこの釣りの大きなテーマですが、複雑な潮のときは思っている以上にジグが底を引きづっている。もちろん根掛かりに直結するのだけれど、引きづっていることが伝わってくるリールと伝わってこないリールがある。OGMブルーヘブンL80を通して指先に伝ってくる情報はとても多いですよ」

巻き上げの重いリールでは、潮の重さなのか、魚が掛かった重さなのかが分からない。これでは釣れないし、根掛かりも多発する。なによりも面白くない。堅牢なボディを形作る数多くのチタンパーツ&カーボンパーツ。すべての相乗効果でOGMブルーヘブンL80は軽くなり、情報伝達力に優れた感度を発揮する。ヘビーなジャーク&リーリングをライト化し、何よりもその面白さを倍増する。OGMブルーヘブンL80の登場は、キンメゲームそのものを革新する。

 

一回の流しで数枚釣れることは多い。新島サイズとは言えないが、まずはホッとする一枚。西本の使用ジグはスピンドル900g。この日はマックスで1100gまでウエイトアップしていった。

 

取材協力:南伊豆手石「恵丸」(0558-62-5188)